
近年、法務リスクへの対応のため、企業法務部からの求人が急増しており、法科大学院修了生や司法試験合格者の進路のひとつとしても注目されています。
経営法友会と商事法務研究会が実施した会社法務部実態調査でも、「法科大学院修了者を弁護士資格がなくても採用する」の8.8%(83社)と「司法修習直後の弁護士を採用する」の少なくともいずれかを選んだのは、回答企業中11.8%(111社)あり、上記の傾向を裏付けるものとなっています。
ただ、企業側が法科大学院修了生にもれなく指摘するのは、社会経験の少なさと法律実務の経験不足です。弊社が中小企業法務担当者に対して行ったアンケートでも、「幅広い法律知識」に加え、「コミュニケーション能力」を法科大学院修了生を採用する際に重視すると回答しています。
そこで私たちは、法科大学院修了生に基本的なビジネスマナーと契約書作成などの企業法務実務の知識を身に付けていただき、企業法務スタッフとしての第一歩を踏み出すための講座をご用意いたしました。それがこの「企業法務スタッフ養成講座」です。
■法科大学院修了生にとって必要最小限の内容に絞りました
法科大学院で法律を専門的に学んだ法科大学院修了生限定の講座とすることで、短期間で企業法務スタッフとしての基礎を学ぶことができます。
具体的には、(1)企業で働く心構えとビジネスマナー、(2)商業登記の基礎、(3)契約書作成・審査のチェックポイント、(4)債権回収の実務ノウハウ、(5)人事・労務トラブルとその対処法を全7回14時間で学びます。昨年の講義で好評だった契約審査演習(サンプルの契約書について審査を行い、コメント内容について講評を行う)を充実させ、より実践的な内容となりました。
■就職サポートも行います
受講生に対する就職サポートとして、(1)履歴書・職務経歴書(自己PR書)の書き方指導と添削、(2)模擬面接と面接の受け方指導、(3)企業法務部への就職紹介(関東地区及び関西地区の企業が中心となります)、を行います。
今期の募集は終了いたしました。来期のスケジュールについてご興味をお持ちの方は、お問い合わせください。